まずアルプスが2007年3月に出荷を開始したのが、携帯電話やノートパソコンなどのディスプレイの開閉検出に適した高精度磁気センサ・スイッチング出力タイプ「HGDシリーズ」。
携帯電話やノートパソコンのディスプレイの折りたたみ、あるいは冷蔵庫や洗濯機の扉・蓋などの開閉検出は、スイッチなどによるメカニズムで行う方法と、磁気センサによる磁界検知で行う方法に大別されます。昨今、携帯電話は大半が折りたたみ形で、かつ小形・薄形化する傾向が顕著となっており、さらに多様な用途シーンを想定し、液晶画面が回転するなど、機構の複雑化も進んでいます。こうした形状や機構に対応するため、セット製品に組込まれる部品には、小形・薄形化に加え、設計自由度の高さへの対応が求められています。
HGDシリーズは、これらの折りたたみ機構や扉・蓋の開閉検出に用いることのできる高精度磁気素子を利用した磁気センサで、搭載されている高精度磁気素子は、他の磁気素子に比べ、広範囲の磁界を高精度に検知することが可能。それに伴い、センサとしても磁界の検知範囲がより広くなり、セット製品の設計の自由度に貢献することができます。
また、磁界検知は、1. 一方向のみの磁界を検知するタイプ(単極1出力)、2. 二方向の磁界をそれぞれ検知し、ひとつの信号として出力するタイプ(双極1出力)、3. 二方向の磁界をそれぞれ検知、それぞれ別の信号として出力するタイプ(双極2出力)の3つのバラエティを実現。さらに端子を製品本体の裏側に配置し、サイズも業界最小レベルの小形化を実現したMAP(Mold Array Package)タイプと、実装を容易にするために端子を製品本体の側面に突き出させたSON(Small Outline Nonleaded)タイプの2種類をラインアップ。セット製品から求められるさまざまな機能や設計に合わせることを可能にしています。
加えてHGDシリーズの高精度磁気素子は、他の磁気素子と比較して高い信号出力能力を保有し、これによって信号処理回路を最小限にとどめることができ、セット製品の低消費電流化、省スペース化にも貢献することができます。
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従来に比べ検知範囲を拡大したアルプスの高精度磁気センサ |
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