このEGRバルブ・ポジション・センサをはじめとした車載用センサにおいては、今後もさらなる高精度、高耐熱性、高耐久性が求められると考えています。とりわけ、その特性として注視すべきなのは、高い耐温度範囲と動作寿命回数。それぞれについてオーディオ用可変抵抗器と比較してみると、まず耐温度範囲については、オーディオ機器は通常、家庭内や車室内(カーオーディオ)など、たいていの場合、人にとっても快適な温度、湿度内で使用されています。この場合、使用温度範囲はマイナス10℃~85℃で十分。一方、車載用センサはエンジンルーム内などに設置されるため、マイナス40℃~125℃といった非常に低い温度から水が沸騰する高温度に至る範囲で問題なく使用できるスペックが必要となります。
また動作寿命については、一般用の可変抵抗器はおよそ15,000回。これは主な用途が音量調整用であるためです。例えば、音量調整を毎日10回行ったとして、1年で3,650回、4年で14,600回と、普通に使用した場合なら十分な回数。しかし自動車の場合、10年以上の長期間にわたり、正常に使われることが求められ、スロットルバルブ・ポジション・センサだと100万回から1,000万回の動作寿命が必要となります。つまり、1,000万回の寿命があれば毎日2,700回、10年以上アクセルを踏む動作があっても故障しない製品となるわけです。人の命を運ぶ自動車では、この高いスペックが要求されます。このためアルプスでは、車載用センサの抵抗体素子として、10億サイクル(※)対応の素子を開発。走行距離換算で50万kmという耐久性を実現しています。
「民生用から車載用まで幅広く使っていただいてきた中で、お客様のさまざまなご要望にお応えし、鍛えていただいてきたという実感があります。その実績と信頼こそが最大の強みです」(営業本部コンポーネント営業マーケティンググループ 主査 吉田稔)
車載用センサの最も大きな命題は、安全性、快適性、環境性といった自動車に求められる要件に貢献することにあります。アルプスの抵抗式センサは、その一翼を担っています。
※アルプスの実力確認試験結果で、保証値ではありません。
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自動車に幅広く適用されるアルプスのセンサ |
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